第86回全国高等学校野球選手権 第8日

第1試合  東海大翔洋 VS 岡山理大付

翔洋 000 000 000 | 0
岡山 010 000 02x | 3

□■□■□

第2試合  横浜 VS 京都外大西

京都西 000 000 000 00  | 0
横浜  000 000 000 01x | 1
                 (延長11回サヨナラ)

P(京)大谷
 (横)涌井

1回表、横浜の涌井秀章投手は先頭打者・北村祐選手に対し、カウント2‐1から内角低めに放り空振り三振。
3番・大塚誉選手には144km/hのストレートと102km/hのカーブを投げ分け、内野ゴロ、京都外大西の攻撃を3人で終わらせる。
2回表には、5番・寺本一貴選手に対し、147km/hのストレートを外角低めに放り空振り三振に斬るなど、立ち上がりから速球と変化球のコンビネーションで魅せる。

2回ウラ、横浜は先頭の5番・赤堀良太選手が大谷侑投手の高めに浮いた球をレフト線へ転がし、無死2塁。
6番・和泉翔太選手が送り、1死3塁とするが、後が続かず2塁走者残塁。

3回ウラも先頭の1番・佐藤俊司選手が大谷侑投手の足元からセンターへ抜けるセンター返しにより出塁、2番・玉城秀一選手が送り、1死2塁。
3番・石川雄洋選手がレフトフライに倒れ、4番・橋本達也選手の打球は三遊間を抜けそうな当たりだったが、寺本一貴三塁手がとびつきサードゴロとなり、終了。

横浜・涌井秀章投手がその差40km/hの緩急をつけた投球で三振を重ねていくと、
京都西・大谷侑投手は丁寧にコースを投げ分ける投球で凡打を重ねていく。

6回表、1死から2番・田中裕基選手がライトの頭上を越える2ベースで出塁。
3番・大塚誉選手のレフト前ヒットで走者1・3塁。
4番・西下文也選手のカウント0-1、2球目で京都外大西はスクイズを仕掛ける。
が、3塁走者挟まれ失敗。

そのウラ、横浜先頭の3番・石川雄洋選手が左中間を割る3ベースで出塁するが、寺本一貴三塁手と接触、臨時代走が出される。
4番・橋本達也選手がライトフライに倒れ、5番・赤堀良太選手のカウント0-1、2球目で横浜はスクイズを仕掛ける。
が、表の攻撃同様3塁走者挟まれスクイズ失敗。

8回表、先頭の8番・南裕貴選手がセカンドの頭を越えるセンター前ヒットで出塁。
9番・藤井孝輝選手もバントの構えからヒッティング、セカンドの左を抜けるセンター前ヒットで、無死1・2塁。
しかし、この回も後が続かず、2者残塁。

9回表、3番・大塚誉選手を空振り三振に仕留めた後、4番・西下文也選手にエラーで出塁を許す。
5番・寺本一貴選手の打球は橋本達也右翼手の前にポトリと落ち、1死1・2塁。
6番・平林拓朗選手空振り三振の間に2者それぞれ進塁、2死2・3塁。
7番・大谷侑選手に四球を与え、9回表・2死満塁。
8番・南裕貴選手に対する3球目には、まだまだ147km/hを記録。
そして南選手を空振りの三振に抑え、涌井投手、マウンドでガッツポーズ。

9回ウラ、3番・石川雄洋選手の打球を、大塚誉右翼手がランニングキャッチ。
5番・赤堀良太選手の打球を、平林拓朗左翼手がダイビングキャッチ。
京都外大西、好守に助けられ延長戦へ入る。

10回表・ウラ、11回表と三者凡退で終わり、迎えた11回ウラ。
1死から、1番・佐藤将司選手が右中間を破る2ベース。
2番・玉城秀一選手がショートゴロで2死2塁。
2ベース1本、3ベース1本と当たっている 左打者・石川雄洋選手との勝負を避け、4番・橋本達也選手を迎える。
カウント1-1からの3球目、振り抜いた打球は、大谷侑投手をワンポイントで支えてきた田中裕基中堅手の頭上を飛んでいく。
田中選手は後ろを向いて飛び込むが、ボールは転がる。

飛び込んだままの田中選手。
マウンドでうなだれる大谷投手。
1塁ベンチから飛び出す横浜の選手たち。

延長11回サヨナラ。
試合が終わった。

1点が重い、これまた見事な投手戦だった。

□■□■□

第3試合  熊本工 VS 明徳義塾

熊工 000 110 100  | 3
明徳 001 000 021x | 4

□■□■□

第4試合  遊学館 VS 東北

東北  103 000 000 | 4
遊学館 000 000 000 | 0
第86回全国高等学校野球選手権 第7日

第1試合  岩国 VS 旭川北

岩国 200 001 201 | 6
旭川 000 000 030 | 3

□■□■□

第2試合  鈴鹿 VS 浜田

浜田 003 010 130 | 8
鈴鹿 000 000 010 | 1

□■□■□

第3試合  福井 VS 天理

福井 120 000 000 | 3
天理 201 030 12x | 9

□■□■□

第4試合  浦和学院 VS 中京大中京

中京 000 000 024 | 6
浦学 002 000 002 | 4
第86回全国高等学校野球選手権 第6日

第1試合  佐世保実業 VS 駒大苫小牧

佐世保実業 001 100 010 | 3
駒大苫小牧 002 110 21X | 7

□■□■□

第2試合  修徳 VS 鹿児島実業

鹿実 000 000 000 | 0
修徳 000 010 00X | 1

P(鹿)村中
 (修)斉藤

両チーム左腕の投手戦となった第2試合。
テレビの前でうなった。

「ユニフォームを泥だらけにする野球」が身上という鹿実の野球。
1回ウラ、先頭打者のファールフライをカメラマン席へと飛び込み捕球した伊集院峰弘三塁手に始まり、ヘッドスライディングによる内野安打、スライディングキャッチ、白球へと果敢に飛び込んでいく選手の姿が印象的だった。

対する修徳は5回ウラ、4番・長島一成選手の打球が西別府隆史一塁手のミットをはじき内野安打となり、5番・佐藤寛巳選手が犠打失敗の後、6番・佐藤直樹選手へのカウント1-1からの3球目でエンドランを仕掛ける。
記録は、打者空振り・1塁走者盗塁となり、1死2塁、カウント2-1。
結局、佐藤直樹選手はライトフライに倒れるが、7番・長野祐斗選手がレフト前へ運び、2塁走者生還。

1-0のまま進んだ9回表・鹿実の攻撃、2アウトから6番・伊集院峰弘選手がセンター前へ返すと、7番・林勇太選手も続く。
2死1・3塁、打席には鹿実の左腕エース・村中健一郎選手。
2球目を振り抜いた打球は、磯部泰一塁手の前へ。
村中選手は1塁ベースへヘッドスライディングするが、間に合わず二者残塁。試合終了。
「ユニフォームを泥だらけにする野球」を最後まで貫いた。

1時間39分、入った得点は5回ウラの1点のみ。
見事な投手戦だった。
特に、鹿実のエース・村中健一郎投手の、糸をつけてキャッチャーが手繰り寄せるように絶妙なコースに決まるスローカーブが魅力的だった。

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第3試合  中部商 VS 酒田南

中部商 000 004 020 | 6
酒田南 001 160 03X | 11

□■□■□

第4試合  秋田商 VS 済美

秋田商 110 100 320 | 8
済美  005 202 20X | 11
第86回全国高等学校野球選手権 第5日

第1試合  市和歌山商 VS 宇都宮南

宇都宮 001 100 400 | 6
市和商 205 011 02X | 11

□■□■□

第2試合  聖光学院 VS 鳥取商

鳥取 000 000 000 | 0
聖光 101 002 20X | 6

□■□■□

第3試合  PL学園 VS 日大三

日大三 000 300 212 | 8
PL   010 001 021 | 5
第86回全国高等学校野球選手権 第4日

第1試合  鳴門第一 VS 千葉経大付

鳴門一 000 000 100 | 1
千経付 001 300 00X | 4

□■□■□

第2試合  富山商 VS 佐賀学園

佐学 000 102 020 | 5
富商 403 003 00X | 10

□■□■□

第3試合  西日本短大付 VS 東海大甲府

西短 220 200 000 | 6
甲府 204 310 01X | 11

□■□■□

第4試合  塚原青雲 VS 佐土原

佐土原  200 000 010 | 3
塚原青雲 000 000 010 | 1

○☆●☆○☆●

明日から夏休み。
仕事が終わり、実家へ帰った。
実家はお盆の3日間非常に忙しく、夏休みといっても甲子園に行けない。。。
おとなしく夜中のスカイA観戦が精一杯・・・
第86回全国高等学校野球選手権 第3日

第1試合  熊本工 VS 下妻二

下妻二 000 010 000 | 1
熊本工 000 201 00X | 3

□■□■□

第2試合  盛岡大付 VS 明徳義塾

盛岡 000 001 010 | 2
明徳 252 003 03X | 15

□■□■□

第3試合  遊学館 VS 県岐阜商

遊学館 200 021 010 | 6
県岐商 010 110 000 | 3

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第4試合  東北 VS 北大津

北大津 000 000 000 | 0
東北  106 100 50× | 13
第86回全国高等学校野球選手権 第2日

第1試合  尽誠学園 VS 東海大翔洋

尽誠 020 000 010 | 3
翔洋 022 222 00X | 10

□■□■□

第2試合  桐生第一 VS 岡山理大付

桐生一 000 702 000 | 9
理大付 214 008 00× | 15

□■□■□

第3試合  報徳学園 VS 横浜

横浜 020 013 101 | 8
報徳 001 000 001 | 2

P(横)涌井
(報)片山

なぜに初っ端からこの組合せ??
組合せを見た瞬間、そう思った。
しかし、非常に自己中心的ではあるが、このカードが観戦できる日程にあったこと、幸運に思う。

試合は8−2と大差がついたものの、不思議と点差ほどの大味なゲームに感じなかった。
報徳学園・片山博視投手の投球テンポの良さ、3回・4回に横浜のチャンスを潰したけん制
横浜・涌井秀章投手の速球派投手とは思えない緩急をつけた絶妙な制球の投球(書いてみたら改めてスゴイ投手やな・・・)
両チームの投手に、目をそらす間を与えてもらえない?ほど最後まで引き込まれる試合だった。

それにしても、逆転の報徳って、、、
よう言うけど、私もよう使わせてもらっているけど、
どうしても脳裏を離れないのは、第80回大会の逆転「された」報徳。
富山商業の平井孝英投手に逆転満塁本塁打を打たれ1回戦敗退。
その平井投手の「笑顔・元気・全力疾走」は今年の選手宣誓にも組み込まれていた。
宮田拓也主将が「笑顔・元気」と並べた瞬間、「全力疾走か?」とネット裏で思わず突っ込んでしまった。。。
もともと富山商業のスローガンなのか?それとも、あれ以来語り継がれているのか??
何となく気になる。

□■□■□

第4試合  日本文理 VS 京都外大西

京都西 000 000 200 | 2
文理  000 100 000 | 1

P(京)大谷・田中・大谷
(日)海津・小柳

京都外大西高校・大谷侑投手が4回ウラの日本文理3番・桑原巧佑選手のバックスクリーンへの1発による1失点、
日本文理高校・小柳元貴投手が7回表の3連打で2失点、
両投手、要所を抑えて1点差で迎えた9回ウラ。

1死から代打・鈴木功一郎選手がレフト前ヒットで出塁。
7番・小林洵選手がスリーバント失敗に倒れ、2死1塁。
8番・小林一輝選手に代打が送られ、加藤耕太朗選手が打席に立つ。
1球目ストライク、2球目外れてボール、3球目ファール、4球目、5球目ボール
日も沈んだ第4試合、不気味な9回2死・カウント2-3
加藤選手の打球は鋭い金属音と共にカクテル光線の中、レフト前へと抜けていく。
たまらん。
身体中の毛穴が浮き立つほど(んなわけないか)興奮した。
結局、2回表から急遽マウンドに上がり好投した小柳元貴投手が一邪飛に倒れ、2-1でゲームセット。

が、カクテル光線の中の興奮は
第82回大会・準々決勝 柳川VS智辯和歌山 の11回ウラ、後藤仁選手(現・同大)のサヨナラライト前ヒットに匹敵するほどだった。
富山商業の平井投手といい、、、プレイバック甲子園かよ。。。

とにかく興奮ブンブンで2日目終了。
夜行バスで東京へと戻った。
第86回全国高等学校野球選手権 第1日

第1試合 天理 VS 青森山田

青森山田 200 100 000 000 | 3
天理   000 003 000 001x | 4x
               (延長12回サヨナラ)

P(青)柳田
(天)山下・柴田

1回表、青森山田の1番・佐藤政仁選手の3塁正面へのゴロ。
岸田文宏三塁手は、これが甲子園という大舞台への緊張なのかボールが手につかない様子。
だが、何とか藤田祐規一塁手へと渡り、1アウト。

しかし、2番・白取将選手のレフトへの当たりも、真井翔太選手が捕球できずにツーベースヒットとなり、いきなり天理、1死2塁のピンチ。
加守田隆介選手がレフト前ヒットで続き、4番・柳田将利選手の一塁ゴロの間に走塁妨害が認められ、3塁走者・白取将選手が生還。
続く5番・谷川将司選手がセンター前に弾き返し、さらに1点追加。

そのウラ、天理の1番・岸田文宏選手もレフト前ヒットで出塁するが、2塁を狙ったところで加守田隆介捕手に刺され、チャンスを潰す。
3回にも坂根健悟選手がヒットを放ち出塁するが、8番・山下真之介選手が犠打を試み守備妨害、その後併殺、と天理の序盤は3人ずつで攻撃が終わる。

一方、青森山田の攻撃も2回表、8番・9番連続犠打失敗などと追加点を挙げられないまま迎えた4回表。

この回先頭は、1回にタイムリーを打った5番・谷川将司選手。
外野の守備位置は極端に下がったいたが、3塁線ギリギリをレフトファールゾーンへ転がっていき、2ベース。
7番・金子将大選手は内野フライに倒れるが、8番・田守祐也選手の1球目で三盗を決め、田守選手のライト前ヒットでホームベースを踏み、青森山田3点目を奪う。

ここで、天理のピッチャー、山下真之介投手から柴田雄也投手へと交代。

4回ウラ、先頭の1番・岸田文宏選手がセンター前で出塁、2番・栗田裕章選手が送り、3番・真井翔太選手の打球はライトの頭を越えそうなほどフラフラと上がるが、田守祐也右翼手が好捕。

5回ウラにも、佐藤政仁遊撃手のファインプレーが飛び出し、天理はなかなかチャンスを広げることができない。

6回表、9球の三者凡退で青森山田の攻撃を抑えた直後の6回ウラ、9番・浅田康一選手の打球は佐藤政仁遊撃手の前でボールが高く跳ね、レフトへと抜けていく。
1番・岸田文宏選手もバントの構えからバスター、レフト前ヒットで無死1・2塁。
2番・栗田裕章選手が犠打失敗、1死1・2塁。
そして3番・真井翔太選手がセンターオーバーフェンス直撃の2ベース。
天理に待望の2点が入る。

まだまだ攻撃は終わらない。
4番・藤田祐規選手がレフト前で続き、1死1・3塁。
5番・田中克誠選手への2球目、暴投で3塁走者・真井翔太選手が生還。

3−3 の同点となる。

そのまま迎えた9回ウラ。

5番・田中克誠選手に対して初球、高く浮く。2球目も高く浮いたところを叩き、左中間を割る2ベース。
6番・西田翔選手に対して青森山田のバッテリーは敬遠、無死1・2塁。
7番・坂根健悟選手はバントの構え、3塁側へプッシュバント。
1死2・3塁となるはずが、無死満塁。
8番・柴田雄也選手の弾き返した打球は、レフトへ抜けたかに思えた。
が、ボールは鴨田裕介三塁手のグラブの中に収まっていた。
鴨田選手がそのまま三塁ベースを踏み、一瞬にして2死1・2塁。
9番・浅田康一選手がセカンドゴロに終わり、第86回の開幕試合は延長戦へ。

10回表、サードゴロ、ショートゴロ、セカンドゴロの三者凡退。

10回ウラ、1番から始まる天理の攻撃も、サードゴロ、セカンドゴロ、セカンドフライで三者凡退。

11回表、先頭の5番・谷川将司選手が振逃げで出塁、6番・久高拓洋選手が犠打を決めるが、その後セカンドゴロ、セカンドゴロで終了。

11回ウラ、4番・藤田祐規選手の打球はライト前へ落ちるかと思われたが、田守祐也右翼手のスライディングキャッチに阻まれる。
セカンドゴロ、鴨田裕介三塁手の前でバウンドが変わり内野安打、しかしその後セカンドゴロでこの回終了。

12回表、9番・鴨田裕介選手がファウルで粘るが、ピッチャーゴロに倒れる。
1番・佐藤政仁選手は三振、2番・白取将選手が四球で出塁するものの、3番・加守田隆介選手が初球をセンターへ打ち上げ、終了。

12回ウラ、8番・柴田雄也選手は3球三振。9番・浅田康一選手、センターへ抜けそうな当たりを佐藤政仁遊撃手がさばき、2アウト。
1番・岸田文宏選手が左中間を破り、2死2塁。
2番・栗田裕章選手の打球は、久高拓洋左翼手の前へポトリと落ち、2塁走者・岸田選手がホームベースを踏む。

と同時に、1塁側・天理ベンチから選手が飛び出し、試合終了。

この夏、1試合目から見応えのある試合を見せてもらった。
両校の監督、選手の皆さん、ありがとうございました。

□■□■□

第2試合  浦和学院 VS 広島商

浦学 100 200 000 | 3
広商 000 000 100 | 1

□■□■□

第3試合  明豊 VS 中京大中京

明豊 000 010 020 | 3
中京 020 103 00× | 6

○☆●☆○☆●☆○

♪ うぅ〜 らぁ〜 がぁ〜 くっ
  うぅ〜 らぁ〜 がぁ〜 くっ
  うぅ〜 らぁ〜 がぁ〜 くっ 

  チャチャッチャッチャチャ

この応援の聞くと、やって来ました☆甲子園 そんな気分になる。
第2試合、試合というよりもネット裏から1塁アルプスの様子を楽しみ球場を後にした。

球場から駅までの道、「1リーグ反対」の署名をおこなっている方を発見。
ひとりで200ほどの署名を集めたとおっしゃっていたが、各地で集められた署名が球界を動かしてくれることを願ってやまない。
選手会のネット署名に続き、ここでも署名をして京都へ戻り1日目終了。
またまた、1日遅れの更新になってしまいました。。。
反省。。。

○☆●☆○☆●☆○

第86回全国高等学校野球選手権・京都大会 準々決勝 (7月25日)

第3試合 京都成章 VS 福知山

福知山 000 000 |  0
成章  002 161x | 10
     (6回コールド)

P(福)竹本・石田
(成)西原

試合前は干からびる程晴れていた空も、突然ご機嫌を悪くなさったようで・・・
時折「ピカッ  ゴロゴロ」と雷様まで降りてこられる第3試合。
(くどいようですが、久留米の雷は「ピカゴロ」でした。)

隣で観戦していたお父さんと男の子のお話。
この男の子がとにかくかわいかった。
「ピッチャーとバッター、どっち応援してるん?」
と同じことを何度も何度もお父さんに質問する。
お父さんは、福知山高校を応援しにいらっしゃったようで、攻守交代するたびにその質問の答えは変わるのだが・・・

そんなやりとりを繰り返している合間に、男の子が発した言葉にハッと驚いた。
「キツネさんがお嫁に行かはるなぁ」
この子は『キツネの嫁入り』を言いたいのだろうか???
お父さんに手を引かれて歩くようなちっちゃな男の子の口から、そんな言葉が出てくるとは。

いや〜ビックリした。

試合は、というと得点の示す通り、成章の一方的な攻撃に終始した。
それだけかよ?
ごめんなさい。

□■□■□

第4試合 立命館宇治 VS 立命館

宇治 000 100 001 | 2
立命 001 000 11x | 3

P(宇)中田
(立)岩澤

この試合、今日の準々決勝の中で一番見ごたえがあった。

試合前のスタメン発表時に流される校歌は両校同じ。
しいて言うなら、立宇治が混声、立高が男声ではあったが。。。
試合中、流れる応援歌『グレーター立命』も同じ。
しいて言うなら、立宇治の方が声が大きかったが。。。
途中、立高が立宇治の「ハッスル!ハッスル!」を真似して、立宇治のスタンドが騒然とする場面もあり、応援スタンドもおもしろかった。

3回ウラ、立高の攻撃。
9番・可知選手が内野安打で出塁、1番・川村選手が犠打を決め、走者2塁。
すかさず2番・勝村選手がライト前に運び、1点先制。

その直後、4回表、立宇治の攻撃
1番・早田選手、ライトオーバーの2ベースでチャンスを作ると、2番・田中選手が送り、1死3塁。
3番・上内選手の打球は二遊間を抜けるかという当たりだったが、可知二塁手が飛びつき、2死3塁。
ここで『勝負強い』という形容詞をすっかり定着させてしまった4番・藤原選手。
きっちりセンター前へ返し、3塁走者生還。

すぐに試合は振り出しへ戻る。

その後、両者決め手に欠くまま試合は進んでいくが、プレーの端々に「流れは立高へ傾いているのか?」と思わせられる。

そして7回ウラ。
立高7番・岩澤投手がレフト前ヒットで出塁、8番・小中選手が犠打を決め、走者2塁。
9番・可知選手のバントヒットで、走者1・3塁。
1番・川村選手はファーストファールフライに倒るが、今日の1点目を叩き出した2番・勝村選手がセンター前にポトリと落とし、3塁走者生還。

立高、1点勝ち越し。

8回ウラにも2死2塁から、6番・金谷選手のライトオーバーで1点追加。

立宇治−立命館
 1 − 3

9回表・1死から、2番・田中選手がレフトオーバーの3ベースを放つと、3番・上内選手のセカンドゴロの間に還り、

立宇治−立命館
 2 − 3

2死走者なしとなってしまったが、打席には『勝負強い』藤原選手。
しかし、打ち上げてしまい、試合終了。
『京都一勝負強い』というプレッシャーの中でも数字を残しつづけた藤原選手が、結局最後の打者となってしまった。

横で観ていた私の崇拝する師匠は
「中田くん、外に投げ過ぎやねん。踏み込んで打たれてるやん。」
と試合中つぶやき続けた。
まさにその通り、狙い打たれて終わってみると2ケタ安打。
しかし、そんなにヒットが出たとは思えないほどの緊迫した試合だった。

2・3年後の立命館大学硬式野球部、楽しみやなぁ。

○☆●☆○☆●☆○

最後に・・・
山田秋親投手、ご入籍おめでとうございます。
第86回全国高等学校野球選手権・京都大会 準々決勝 (7月25日)

第2試合 東山 VS 平安

5年前の夏、西京極球場にて同じ組合せを観た。
前期試験の受験中だったが、平安の試合が気になり、どうしようもなくなり答案用紙に「棄権」の2文字を記入、試験会場を出た。
衣笠から西大路を飛ばし(注・自転車)西京極へ。

5年前のこの組合せ、ご存知の方も多いかと思うが、サヨナラスクイズで平安の夏が終わった。
東山の選手がホームベースを踏んだ瞬間、その場に崩れ落ちた平安の選手の姿、そしてバックネットに張りついて興奮を監督・選手にぶつけるオールドファンの姿が忘れられない。

監督・選手は、この興奮の絶頂にある(?)ファンにより、しばらく球場から出られなかったと聞くが、スタンドにいた私も試合の興奮から覚めることができず、しばらく動けなかった。
もちろん単位は落としたが、何かとてつもない感動を得ることができた。(ひどい正当化?)

さて、今年の 東山 VS 平安 は・・・

東山 002 002 000 | 4
平安 000 601 00× | 7

P(東)竹下翔
 (平)浦上・服部

3回表、この回の先頭打者、9番・加納聖選手がセンター前ヒットで出塁、1番・御牧直史選手が犠打を決め、1死2塁。
2番・岡本晋伍選手のレフト前ヒットで1死1・3塁。

東山、先制のチャンス! 平安、、、ピンチ!

3番・岸田一等選手の打球は、平野和樹一塁手の前。2死2・3塁。
しかし、続く4番・冨田飛雄馬選手が振り抜いた打球が、センターオーパー、フェンス直撃の3塁打となり二者生還。

東山、2点先制。

4回ウラ、待ってました2四球を挟んで4連打!
8番・浦上大輝投手のレフト線への2点タイムリーで同点。
9番・中西良太選手、1番・榎堀剛選手が続けて四球を選び、1死満塁。
2番・西田圭佑選手がライトの頭を越える走者一掃3点タイムリー!
3番・平野和樹選手にヒット、4番・炭谷銀仁朗選手の打球も内野安打となり、この回6点。

6回表、東山が2点入れるが、そのウラ、1点を追加(あぁ、、、めっちゃ省略してるわぁ)

4−7の平安3点リードで迎えた8回表・東山の攻撃、2死満塁。

ああ、平安・・・ 紫におぉ・・・

平安、絶体絶命のピンチに、マウンドに現れたのは、服部大輔投手。
ストラ〜イク
ボゥル
くるっと空振り
ボゥル
5球目、1番・御牧直史選手のバットは空を切り、ピンチをしのぐ。

9回表、マウンドには服部大輔投手。
2番・岡本晋伍選手、3番・岸田一等選手、続けて空振りの三振に斬り、
迎える打者は先制のタイムリースリーベースを打っている4番・冨田飛雄馬選手。
追い込んでから、アウトローにピシャリと決め、試合終了っ!

平安のエース・服部大輔投手の4連続奪三振で平安が逃げ切り、準決勝へと駒を進めた。

○☆●☆○☆●

小出しにしているわけではありませんが、小出しにするほどのネタを持っているわけではありませんが、続きは明日にさせていただきます。
すみません。
書くたび謝ってるような気がする・・・
ホンマすんません。
試合については明日 なんて書きながら、すみません。
HEIANが甲子園を逃した心労からか?帰るなりそのまま寝てしまいました。

○☆●☆○☆●☆○

第86回全国高等学校野球選手権・京都大会 準々決勝 (7月25日)

第1試合 西城陽 VS 京都外大西

西城陽 000 010 00 | 0
外大西 200 102 03x | 8
            (8回コールド)

P(西)門
 (外)大谷

1回表、先頭打者・中島圭太選手、死球で出塁後、盗塁。
2番・今西慶輔選手が送るも、3番、4番ともセカンドゴロに倒れ、終わり。

その裏、京都外大西の攻撃
先頭打者・北村祐選手、こちらも死球で出塁後、2塁を落とし入れる。
2番・田中裕基のライト前ヒット、盗塁で無死2・3塁。
3番・大塚誉選手が空振り三振に倒れるが、4番西下文也選手のライト前タイムリーで二者生還。
京都外大西、2点先制。

2回表、西城陽の攻撃はセンターフライ、ファーストゴロ、サードライナーの4球で終わる。

次に試合が動いたのは4回ウラ。
1死2・3塁、9番・藤井孝輝選手がカウント0-1からスクイズ。
3塁走者・大谷侑投手生還、ボールが1塁へと渡っている間に2塁走者・南裕貴選手もホームを狙うが、アウト。

西城陽 0−3 京都外大西

5回表、7番・岡崇嗣選手がヒットで出塁。
8番バント失敗の後、再度仕掛け9番・高見勇輝選手が送りバント。
1番・中島圭太選手がレフト前へと運び、岡選手生還。
西城陽、ようやくホームベースを踏む。

西城陽 1−3 京都外大西

6回ウラ、1死から6番・大谷侑投手が四球を選び出塁し、次打者へのワイルドピッチの間に2塁へと進塁。
7番・寺本一貴選手がレフト前ヒットで続き、二盗を決める。
8番・南裕貴選手がレフトフライに倒れた後、9番・藤井孝輝選手の打球は今西慶輔二塁手のグラブに当たり、高見勇輝遊撃手がさばくが、これが内野安打となり、二者生還。

西城陽 1−5 京都外大西

8回ウラ、1死後、6番・大谷侑投手がレフト前で出塁。
7番・寺本一貴選手が四球を選び、8番・南裕貴選手が送る。
2死2・3塁、9番・藤井孝輝選手の打球は7回ウラに代わった狩野大介遊撃手の前へ。
しかし、ファーストへの送球が逸れ、ニ者生還。

西城陽 1−7 京都外大西

続く1番・北村祐選手がレフト前へとヒットを放ち、2塁走者生還。
この1点で7点差となり、コールドゲームが成立。試合終了。

○☆●☆○☆●☆○

なぜか非常に忙しくて、これを書く時間もままならないのが現状です。
本業OLですから。。。はい、言い訳です。すみません。

祖父の本葬のため、明日の最終便でまた福岡へ帰ります。
来週の月曜には帰ってこられる予定です。
しばらく更新できませんが、必ず更新しますので見捨てないでやってください。
夜行バスにポイントカードができたとのことで、早速1つスタンプを押してもらう。
ヘビーユーザーの私にはウレシイ。
ちょっと得した気分。

朝早く地下鉄がないので、京都駅から友人宅へとサービス満点MKタクシーに乗る。
ここでも「9月までのキャンペーン」とポイントカード。
ヘビーユーザーではないが、ちょっと得した気分。

朝ご飯とプッチンプリンを調達しに寄ったセブンイレブンで抽選。
コーラが当たり、またまた得した気分。

わがホームグラウンド、西京極へ2ヶ月ぶりに足を踏み入れる。

・・・と、第86回全国高等学校野球選手権・京都大会 準々決勝へと入っていきたいところですが、明日のお仕事に支障が出そうなので続きは明日とさせていただきます。
ごめんなさい。

北嵯峨

2004年7月23日 高校野球
北嵯峨高校が負けた。
京都外大西高相手に15−2の5回コールド。

私にとって平安高校が高嶺の花だとすれば、北嵯峨高校は非常に親しみのもてるチームである。
京都で過ごした4年間、いろんなチームの高校生と接する機会があったが、北嵯峨の選手は高校生らしいというか、とにかく好感をもっていた。
3年前の夏、立命館宇治高校と対戦した府予選準決勝なんかは西京極で燃えに燃えまくった。
(例によってひとりで観戦していたため、それを隠すのに必死だったが・・・)
2年前の秋、智弁和歌山と対戦した近畿大会でも、(高野連で使われがちなステレオタイプな表現ではあるが)すがすがしいゲームを見せてもらった。
今日勝てば、日曜日西京極で観戦できると楽しみにしていたのだが、、、残念だ。

そして、たまっていた新聞をスクラップしていて気付いたのだが・・・
小西美加投手が先日開催されていた、第4回女子野球世界大会・韓国戦で先発している。
彼女も北嵯峨高校の出身。
ちょうど立命館宇治との熱戦を見せてくれた時の3年生と同級生である。
ソフト部にスゴイ子がいる、という話は聞いていたのだが、ここまでスゴイとは思っていなかった。
機会があれば、一度観てみたい。

彼女の兄もやはり北嵯峨出身、専修大→東海REXの小西正則投手である。
彼が高校球児だった頃、私は福岡でひたすら「HEIAN」に熱を上げていたため、北嵯峨高校の「すがすがしさ」なんて知る余地もなかった。
日本新薬の堂前篤史選手(東北福祉大出身)、佐々木龍選手(青山学院大出身)もその年の北嵯峨でプレーしていた。

その前をたどっていけば、山田秋親投手(立命館大→現ダイエー)、細見和史投手(同志社大→現阪神)とOBにはプロ野球選手もいる。

そうこうしている間に秋季大会も始まる。
初戦は田辺高校。
がんばれ☆北嵯峨高校

最後に3年生の皆さん、2年4ヶ月の高校野球生活、お疲れさまでした。
週末実家に帰り、古新聞の中の夕刊の見出しに目が止まった。

プロ辞め高校野球指導の夢・・・

筑紫台高校(福岡県太宰府市)の高畠先生が7月1日、ガンで亡くなったということが細かに書いてあった。
元プロである高畠導宏氏(プロ時代の登録名は高畠康真)は高校野球の指導者を目指して、筑紫台高校で教員の経験を重ねていた。

昨夏の週刊ベースボール増刊号だったろうか。
卯滝先生(京都・鳥羽高校から昨春、京都すばる高校の教頭に就任)と共に特集されていた記憶がある。
その記憶と目の前の夕刊の記事が重なり、何とも言えない切なさがこみ上げてきた。

筑紫台高校は春の県大会優勝チーム・久留米商業と12日、1回戦で対戦。
4-1で快勝した、ところで止まっている。
が、その後も2回戦、3回戦と勝ち進み、現在県南部代表の11チームの中に名を連ねている。

明日、同校では「お別れ会」がおこなわれるとのことだが、それを弾みにさらなる快進撃を期待したい。
3月26日、済美高校のアルプスに掲げられた横断幕に目が止まった。
漢字のみの堅い横断幕が当たり前のアルプスで、分かりやすいというのか、妙に具体的で見る者に訴えてくる済美高校のそれは印象的だった。

「夢叶ふまで
 亡娘も見まもる挑戦の日々
 亡娘に届け
 二年目の春高き胴上げ」

今朝のスポニチに紹介されていた歌。
済美高校・上甲監督のお義母さんがセンバツ出場が決まった時、監督に送った歌、とあった。
上甲監督が済美の監督を引き受けるまでの経緯は至るところで報じられている。

夢叶うまで 挑戦

その言葉が再び、重く胸の中に響いた。

再会

2004年4月3日 高校野球
約5ヶ月ぶりの再会。
皇子山で社高校の試合を観てから、まるで初恋の人に会うかのごとき想いを募らせて甲子園へと向かった。

11時試合開始の甲子園に着いたのは8時過ぎ。
すでに入場券売場には行列ができていた。
この1週間、東京はあんなに暖かかったのに。。。
甘かった。高速下の陽のあたらない場所での、開門までの1時間強、ひとこと、寒かった。

ひとりで3時間をつぶし(けっこうキツイ)・・・11時。
アルプスだけでなく、3塁側内野席までが社高校応援団で埋め尽くされ、異様な空気の中で試合は始まった。
徹底した(執拗な?)名電のバント攻撃に、大前投手は四球を連発。
守備も乱れた。
5ヶ月間、思いを募らせたチームはパッと冴えないまま目の前で終わりかけていた。
8回までの高校野球らしからぬ?テンポの悪さに、西京極(関西学生開幕戦)へ行けばよかったかなぁと浮気心さえ芽生え始めていた。

が2点差を追う9回表、エースナンバーをつけた坪井投手がマウンドへ上がり、2つの空振り三振を含む3人で名電の攻撃を終わらせると、その裏、自らのヒットで出塁。
試合開始時から異様な雰囲気に包まれていた甲子園は、ますますその異様さを増した。
ネット裏までもが手拍子で社高校の攻撃を応援。
西京極へ行けば・・・はとりあえず取り消し。
2連続ヒットの後、送り、1アウト2・3塁。
次打者に投じた1球目がワイルドピッチとなり、3塁走者生還。
1点差。
カウント1−2から、打者はバットを突き出し、3塁走者はベースを離れた。
スクイズ・・・
外角高めに大きく反らした球は捕手のミットへ・・・
当たらなかった・・・
3塁走者は挟まれ、打者も次の球を空振り。終了。

なぜ、あの場面でスクイズだったのか。
野球未経験者の1ファンとしての勝手な感想ではあるが、あの異様な雰囲気の中の暴投で点をもらった後、他の選択肢がなかったのかなぁと悔しさと疑問が残った。
何はともあれ、社高校の皆さん、お疲れさまでした。
このチームと夏にもう1度再会できるのを心待ちにしている。
「社の左ピッチャー、ええらしいでぇ」
昨秋、近畿大会の前にそんなメールが入ってきた。
「ヤシロ ノ ピッチャー?」
1試合目、外大西高の試合を観ていた時、目の前で社高校の選手が観戦していた。
ええピッチャー=1番、そんな単純な発想から
「この子かぁ」
と坪井投手を凝視する始末。

が2試合目、登板したのは10番をつけた投手だった。
「あ・・・今日は、ええピッチャーじゃない・・・」
そう思ったのも束の間、自分の勘違いに気付いた。
「あ・・・これが、ええピッチャーなんや・・・」
試合終了後、ヤシロノピッチャー情報をいただいた師匠におそるおそる尋ねた。
「言うてはったピッチャーって1年生の10番ですか?」
「せやで」
簡単に答えられてしまった。

「マウンド上」の坪井投手は観ることができなかったが、試合が進むにつれ、制服を着た生徒が野球部の生徒に加わり大きな大きな応援へと変わっていくスタンドの雰囲気などなど、社高校はこの日、私の中で大ブームとなってしまった。

ということで、明後日は甲子園遠征決定です。
出遅れた。
今日の第1試合は、地元兵庫・報徳学園。
球場に着いた時、特別内野自由席?要するにネット裏は売切れだった。
ネット裏は、バックネットに光が反射したり、いたるところで柱が邪魔をしたりとなかなか観にくいのだが、ゆっくり座れるのがお気に入り。
ちょっと1・3塁側の真ん中あたりで観るのが好きだ。
とは言っても、売切れ。
昨日、ライトアップなぁんてはしゃいでた私が悪いのだが。

1塁側のチケットを買い、球場に踏み入れると・・・
まさか、と思った。あれれ?2−0で報徳、負けてるよ。
私の尊敬する立命大・硬式野球部の元主将が昨春からコーチをしている報徳には一方的な思い入れがあり、応援していた。
3−0で迎えた8回ウラ、2点を返した時には「逆転の報徳」が頭の中を駆け巡った。
が、3−2そのまま試合終了。

いつの日か、彼が甲子園で指揮する姿をみられるのかなぁ。
なんて思いながら、窮屈な1塁側でボーっと第2・第3試合を観ていた。

リセット

2004年3月26日 高校野球
「難しいと思いますよ。」
東北高校が優勝の可能性を問われるたびにそう答えていた。
ダルビッシュ投手に対する「脆い」という印象を拭いきれなかったからだ。
今日の第2試合、私はその思いこみをリセットせざるを得なくなった。

東北VS熊本工
1回ウラ、熊本工の攻撃。先頭打者が三塁手の送球エラーにより出塁。
この時点で私の中の勝手な「ダルビッシュ投手」は、多少なりとも崩れるはずだった。
しかし、次の打者を速球でバントフライに打ちとると、続く3番を空振り三振、4番を外角低めに決まる速球で見逃しの三振に仕留め、難なくチェンジ。
その後も110km/h前後のスライダーと140km/h超のストレートなんかで「ピッチング」を魅せ、三振の山を築いていった。
外野にさえもほとんど打球の飛ばない「ピッチング」
そして、打席に入る前には、主審に一礼。
昨夏から私が描いていた「ダルビッシュ投手」像は崩されてしまった。

いやー、スゴかった。
今度、東北高校の優勝の可能性を聞かれたら、胸をはってこう答える。
「私には分かりません」(笑)

しかし、熊本工がなぜ揺さぶりにかからなかったのだろう?と疑問思うのは、私だけかなぁ。

出発

2004年3月25日 高校野球
よろしくお付き合いくださいませ
なぁんて書いておきながら、週報になっております。反省。

今晩、夜行バスに乗り込み、3日間の予定で甲子園にいざ出陣です。
戻りましたら、週報ならぬ日記を更新したいと思います。
それでは☆

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