6年間の重み…

2005年1月18日 日常
先週末、実家へ帰ると調律されたばかりのピアノが待っていた。
何年ぶりかに触れてみて、愕然とした。
譜面を見て頭の中で音になるのに、指先に伝わらないのだ。
要するに、指が思うようにまわらない。
自分の出したい「音」が出せない。

「バイオリンやめようなんて思わないでね」
京都芸大の合格発表の日、9号線沿いのバス停から不合格の報告の電話をした私に、バイオリンの先生がおっしゃった言葉を思い出した。
先生がおっしゃったのはその言葉だけではなかったはずだが、妙にその一言が心に刺さった。
受験番号を見つけられなかった瞬間、「二度とバイオリンは弾かない」そう思ったからだ。
あれから6年、それまでの反動とヘンな意地とで、まともに楽器に触れてこなかった。

なんて勿体ないことをしてしまったんだろう。
6年のブランクを取り戻すのは難しいだろうけど、またイチから始めたいなぁと真剣に思った週末でした。

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