第86回全国高等学校野球選手権 第16日 決勝

 済美 VS 駒大苫小牧

済美 230 013 010  | 10
駒苫 102 303 31X | 13

1日に5試合観戦したかのような心地よい疲労感だった。
↑5試合は観たことないが。。。

試合前、済美の上甲正典監督は選手の頭をひとりずつぐしゃぐしゃに撫で回す。
上から表情までは見えないが、きっといつもの笑顔だったのだろう。
やっぱり好きやわぁ、上甲監督。

初回から済美が得点すれば、駒大苫小牧が返すといったもつれにもつれる展開。
6回、表に済美が本塁打を放てば、ウラに駒大苫小牧も本塁打で取り返す。

どちらが頂点に立ったとしても尋常ならぬ冠が付く対決。
何点取っても終わりの見えない、意地と意地の壮絶なぶつかり合い。

激闘を終えたグラウンドで
「終わった瞬間ホッとした気持ちで涙が出ました」
と語った駒大苫小牧・香田誉士史監督の涙がその壮絶さを物語っていた。

試合後、勝ち越しを許すきっかけとなった自らの失策を責めているのか、立ち止まろうとする選手の背中を叩き、引っ張りアルプスへの挨拶へ連れていこうとする上甲監督と新立主将。
3つの背中に熱いものが込み上げてきた。
アルプスの前でしばらくうつむき整列したまま、校歌の演奏を聞く選手たち。
夏が終わった。

閉会式を終え、ベンチ前へ戻った上甲監督が帽子を取り空を見上げた時、16日間の熱気を冷ますかのようにポツポツと雨が落ちてきていた。

○☆●☆○☆●☆○

なぁんて夏の終わりに浸っていたものの、阪急の中で爆睡、桂でふと目を覚ますと信じられないほどの大雨。
オイオイ、感傷的な小雨で止めといてくれよぅ。
四条から地下鉄に乗り、場の空気を読めない雨(私の一方的な感傷なのだが・・・)が止んでくれるのを願いながら御池で地上へ出る。
が、全く空気を読んでいないっ!!
徒歩3分ほどの距離をビチョ濡れになって小走りで帰った。

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