兄弟

2004年6月4日 日常
朝一番でおじいちゃんの病院へ行く。
3週間ぶりに会うおじいちゃんの鎖骨の下あたりに固定されている点滴が痛々しい。
それでも私が行くと
「帰ってきたねぇ」
とベットの上に起き上がり、笑ってくれた。
とても悪い状態だと聞かされていた私は、その顔を見て少しホッとした。
ひとしきりしゃべっていると、おじいちゃんは何やら立ち上がろうとする。
「大丈夫?」
と手を出そうとしたが、
「トイレに行ってくる」
と点滴の棒(台?)を支えに押しながら、歩いていった。
後ろからついていきトイレの前で待っていると、用を済ませて出てきた。
そして
「これ(点滴)持ってトイレも行けるようになったけど、まだおっきい方がねぇ・・・」
と笑う。
どちらかと言えば(?)汚い話ではあるが、何だか無性に嬉しくなった。

おじいちゃんの病院を出ると、その足で2時間ほどかけておじいちゃんの弟の病院へと向かう。
おじいちゃんが1月に肺がんと診断され、2月、おじいちゃんの弟までもが同様の診断をされた。
その前の昨年10月には、おじいちゃんの義兄さんが前立腺がんと診断されている。
こうも続くものだろうか・・・何かのイタズラとしか思えない。
おじちゃんの病院に着くと、まず
「兄貴は元気か?」
再入院したことを告げた。
朝、おじいちゃんのところへ行った時も、しきりにおじちゃん(弟)の抗がん剤治療はしんどいらしいなぁ、と心配していた。

兄弟で同じ病気と戦わなければならない現実を恨めしく思いながらも、時間の許す限り、近くにいたいなぁと思った。

しばらくは、遠征延期、活動自粛やな。

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